玉前神社です。
師走に入り、境内の色づいた葉たちはその身を土に還します。春は新芽から新緑。そして夏になれば、青々と立派に育ち、秋になれば、円熟の彩りで私たちに安らぎを与えてくれる。そして役目を終えた一つ一つの葉たちは次の世代のためにその身を捧げます。まるで人の一生の様で、なんて美しく儚いのでしょう。
今日も #金子みすず さんの詩を紹介しましょう。
「木」
お花がちって、
実がうれて、
その実が落ちて
葉が落ちて、
それから芽が出て
花がさく。
そうして何べん
まわったら、
この木はご用が
すむかしら。
Comments